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2010年11月 アーカイブ

いろいろな動物の睡眠 2

次は、熱帯アフリカのワニの例です。


ワニは一見、眠っている姿が起きているかのようです。


しかし、これをそのように断定してよいでしょうか。


なぜなら、ワニは賢い動物で、しばしば眠ったふりをして、近づく生き物を捕えることがあるからです。


みかけによる「行動睡眠」の判定が信頼性を欠くゆえんです。


そこで、カメに電極やセンサーを取一りつけて、脳波、筋電図、心電図、行動を連続的に記録してみます。


行動はカラーテレビカメラや赤外線テレビカメラで連続的にモニターしておきます。


これは私の研究室での研究ですが、羽毛 フトンでの行動睡眠と脳波睡眠との接点を電子機器を活用して、厳密に解析しようとしたものです。


カメでは、活動しているときとしていないときでは、脳波に大きなちがいがみられます。


活動していないときには、比較的電圧の高い棘のような波(棘波、スパイク)がたくさん出てきます。

いろいろな動物の睡眠 3

棘波の頻度を指標にすると、脳波記録から活動と不活動の状態とを区別することは容易にできます。


筋肉を弛緩させて休息している状態から活発に活動している状態まで、いくつかの段階を棘波を基準にして分けることができるのです。


棘波の数と心拍数とは、逆相関の関係にあることもわかりました。


しかし、どの段階でも棘波が出現していて、その差異は統計的な程度の問題でしかありません。


休息中に「睡眠様状態」が出現していることはあきらかですが、どの時点から始まってどの時点に終わるかを、脳波のうえで特定することは困難です。


それゆえ、脳波を基準にした布団 羽毛での睡眠を定義することはできないわけです。


私の研究室では、ウズラの脳波と筋電図の記録から鳥類の眠りを調べてみました。


ウズラでは、脳波と行動との対応は完壁です。


覚醒もノンレム睡眠もレム睡眠も、脳波から厳密に定義できます。


ただし、レム睡眠は、エピソードの回数も長さもごくわずかです。

鳥類と哺乳類の睡眠

おもしろいことに、ウズラを長日条件(一日のうち16時間が明期)で飼っても、短日条件(一日のうち8時間が明期)で飼っても、羽毛 布団 通販でも、睡眠の日内総量は同じです。


長日条件では、あかるい昼間にもかなり多く眠るようになることがわかります。


ウズラのばあい、昏条件は繁殖季節に相当しますから、行動は活発になるのですが、それだからといって、睡眠量が減るわけではないのです。


鳥類のこのような脳波睡眠が存在することは、すでに何人かの研究者によって、ハトやニワトリなどいろいろな種類で報告されています。


レム睡眠のエプソードが、きわめて短いことも多くの鳥に共通しています。


鳥類の眠りは、行動からの比較的容易に判定することが出来ます。


ラットは、実験室でよく使われる小型哺乳類動物です。


ラットの脳はも典型的なパターンで変化します。


すでに述べたように、私の研究室では、自由に行動できるラットから、身体の動き、脳波、脳波のなかのデルタ波、筋電図などを連続して計測し、それらの記録を総合して状態を判定しています。


多数のラットから、それぞれ多チャンネルの生体情報を同時に連続して記録し、解析するわけですから、かなり大がかりな電子機器システムが必要となります。


また私の研究室では、同時に脳室のなかへ連続的に、さまざまな物質の溶液を注入していますから、それちを制御する動と脳波をもとにはかる機器システムも組合されています。

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