いろいろな動物の睡眠 2
次は、熱帯アフリカのワニの例です。
ワニは一見、眠っている姿が起きているかのようです。
しかし、これをそのように断定してよいでしょうか。
なぜなら、ワニは賢い動物で、しばしば眠ったふりをして、近づく生き物を捕えることがあるからです。
みかけによる「行動睡眠」の判定が信頼性を欠くゆえんです。
そこで、カメに電極やセンサーを取一りつけて、脳波、筋電図、心電図、行動を連続的に記録してみます。
行動はカラーテレビカメラや赤外線テレビカメラで連続的にモニターしておきます。
これは私の研究室での研究ですが、羽毛 フトンでの行動睡眠と脳波睡眠との接点を電子機器を活用して、厳密に解析しようとしたものです。
カメでは、活動しているときとしていないときでは、脳波に大きなちがいがみられます。
活動していないときには、比較的電圧の高い棘のような波(棘波、スパイク)がたくさん出てきます。